こんにちは!
サポートギタリスト前野直也です。
サポートギタリスト前野直也です。

僕はレコーディングのサポートとして、
皆様が作った曲にギターパートを考えて録音する仕事をしています。
今回は、僕がレコーディングのご依頼を頂いた場合どのように作業しているのかを、
実際にお受けしたお仕事を例にとってご紹介します。
長くなるので8回に分けてお届けします。
僕が録音する際に一番大事にしている事は、お客様とイメージを共有する事です。
なぜか?
それは僕の役目はギターで楽曲の世界観を表現する事だからです!
その為にはお客様と楽曲の方向性、世界観のイメージを共有しておく事が大事なのです!
イメージを共有する方法として
僕がやるのは
「リファレンス曲」を聴かせていただくことです!
お客様様には必ずと言っていいほど「リファレンス曲がお有りでしたら教えてください」
とお伺いしています。
リファレンス曲って何?という方のために
具体的に「この曲みたいなイメージのギターを入れて欲しい」と言う既存曲がある場合はその曲の音源などを聞かせていただく場合もあります。
この場合のイメージを共有する為の参考曲を「リファレンス曲」と言います。
それってパクリでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
違います!
フレーズを全部そのまま頂いてしまったら「パクリ」ですが、「リファレンス」はあくまでもアレンジの世界観を共有しやすくするためのものです。
リファレンス曲と実際に作業する曲は当然メロディーもコードも違うので、リファレンス曲のエッセンスをどのように取り入れていくかがセンスが問われる部分です!
なので実際ご依頼いただいた曲とリファレンス曲の仕上がりはかなり異なります。
今回はエレキギターとアコースティックギター両方いれて欲しい。とのご依頼です。
「リファレンス曲」もあるとのことで聴かせていただきました。
「リファレンス曲」の取り入れ方はケースバイケースですが、
基本的には楽器の編成と音色を近づけると世界観は近くなります。
というわけで「リファレンス曲」のギターパートの編成と、各パートの音色を確認してみます。
1.コードストロークしているアコースティックギター
2.アルペジオを弾くエレキギター(ほんの少しだけ歪んだ音)
3.サビだけパワーコードをジャカジャカ弾くエレキギター(歪んだ音)
の三種類が入っていました。
その編成は尊重しつつアレンジを練っていきます!
次回はアレンジをご説明しつつ録り始めます!
それではまた次回!