こんにちは!ギタリストの前野直也です!
さて、ギターの写真(前々回参照)と転校生N君の発言(前回参照)がきっかけとなって、僕は「エレキギターが欲しい。買うならあのギターがいい!」という思いを日に日に強くしていきます。
水戸市の楽器店事情
当時の水戸市には地元では割りと大きい川又楽器というお店が2ヶ所あって、特に水戸駅前のお店は本屋(川又書店)、レコード店に楽器店まで入った6階建てのビルでした。
今までは駅前のビルの本屋とレコード店のフロアしか利用していなかった僕ですが、ついに6階、未知の楽器店フロアに足を踏み入れる決断をします!
だがしかし、そこは内気な一人っ子。初入店したはいいものの、店員さんに話しかけられないようにしながら店内を徘徊するのが精一杯でした。
ときおり店員のおじさんに「なにかお探しですか」と話しかけられても、「いえ・・・べつに・・・(小声)」と逃げ切り、
なんとかお目当ての松本モデルが飾ってあること、店頭だと少し安くなってるけど、それでも価格が83000円ほどすることを確認して、カタログをいくつかもらって退散してきました。

もう一店舗の方は平屋建てで、レコードのコーナーと楽器コーナーが半分ずつになってました。
こちらのお店も何度か行きましたが大抵いつも金髪ロン毛の男性店員さんがいて、よくお店のギターで速弾きしていました。
僕はそれを「おお!バンドやってる人みたいだ!」と思って見ていました。
作戦を立てる
川又楽器の2箇所のお店でカタログを集めてきて、毎日のように眺めていました。
そして沢山のメーカーがある事、松本モデルより安いギターもたくさんある事が
わかりました。
貯めてあったお年玉だけで買えるギターもあることが分かりました。
だがしかし、
やっぱりどうせなら松本さんのあのギターが欲しい!

この時点でたしか中2の秋頃だったと思います。
迷った挙句、僕は年末に迫ったイベントを活用することを思いつきました。

「お母さーん、サンタさんに
ギターのお金少し出してもらえないかな?」
子供か!!というツッコミもあるでしょう。
子供の分際でサンタクロースに「お金を少し出してくれ」という頼み方もどうかと思いますが。
とにかく当時の僕はその様な作戦に出たわけで。
その結果は次回に!

最後までお読みいただきありがとうございました!